Imported Dried Bonito輸入節・海外節とは?
丸啓鰹節は、鰹節業界の他社に先駆けて、海外での鰹節生産・直接取引を通じた鰹節の輸入事業を手がけておりまして、現在では国内の鰹節総輸入量の約40%程度を当社が占めるまでに至っております。
海外から日本に輸入する「輸入節」と一口に言っても、生産国や各メーカーによって得意とする節の種類や特徴が大きく異なりますので、本ページでは、当社の一般的な輸入節事業の強みを紹介すると共に、データとしての輸入節の紹介を致します。 (当社では、海外から輸入する鰹節のことを「輸入節」、若しくは「海外節」と呼んでおりますが、当ホームページでは便宜上「輸入節」に呼称を統一しております。
Quality(品質面)
好漁場が近く、原料が安定しています。
主にフィリピン産やインドネシア産の鰹節については、好漁場として知られる赤道付近で獲れた鰹を原料として鰹節を生産しております。この付近の海は水温が高いため、鰹の魚体の油分が比較的少ないので、良質な鰹節が生産できます。
生鰹や一本釣りの鰹などの鰹の種類と、
多様な薫乾法の組み合わせで、
幅広い鰹節をご用意できます。
原料の一部は冷凍ものではなく生の鰹を、そして更に漁法として一本釣りで獲れたものを使用している鰹節もあります。加えて、鰹節作りの重要な工程である薫乾工程において、焚納屋式や焼津式、あるいは近年その科学的効果が見直されてきた伝統的手法の手火山式など、幅広い組み合わせの生産が可能です。(お客様のオーダーにより、多様な原料と煤乾手法を組み合わせた鰹節を生産可能です。)
HACCP取得に加え、
日本本社から徹底的な技術指導をしております。
中国、並びにフィリピンの自社工場一部製品においては、HACCP資格を取得しております。これにより、工程内の危害を除去した安全な製品をご提供出来ます。加えて、丸啓日本本社から本社社員を派遣し、随時必要な技術指導を行い、鰹節の品質と現地工場のレベルアップを図っております。
Cost(価格面)
安価な人件費をコスト安につなげています。
人件費が日本と比べて大幅に違うため、その浮いたコスト分を製品価格に還元しております。
また、特に骨取り工程は人手が非常に掛かる工程の為、多くのスタッフを雇い、丁寧且つスピーディーに、鮮度を保ったままで行っております。
Delivery(納期・供給能力面)
複数の仕入れ先を持つことによる
原料供給のリスクヘッジが可能です。
仕入先を国産の鰹節業者だけであったり、あるいは海外産の鰹節業者だけ、という形で限定してしまうような単一の原料供給ルートでは、魚価変動や魚質変動リスクが高まってしまいます。そこで当社では、複数の国産鰹節の仕入れルートは勿論、多数の海外産鰹節の仕入先とパートナー締結をしておりますので、ユーザーの皆様への魚価変動と、魚質変動リスクを最小限に抑えたご提案をさせて頂きます。
数値で見る輸入節
伸張する輸入節
グラフは、2005〜2008年度の産地別鰹節の取扱量です。輸入節の取扱い数量は、枕崎、山川、焼津の3大産地に対して2005年には約15%に留まっておりましたが、2008年には約30%程度にまで伸張しております。
(棒グラフが左、折れ線グラフが右の数値を軸にしております。)
グラフは、輸入節の輸入総数量とその金額です。1990年から見たとき、2008年では6倍にまで急伸しております。
(棒グラフが左、折れ線グラフが右の数値を軸にしております。)